FullDepth 水中ドローン(ROV)の国産メーカー
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2025.12.04
PRESS

FullDepthが「UPGRADE with TOKYO 第51回ピッチイベント」で優勝、自動航行を加えた国産水中ドローンを東京消防庁と共同開発・実証へ

水難救助活動の「安全」と「迅速」を極限まで向上—全国の自治体・消防機関へ、次世代水中ソリューションの導入を促進

 

株式会社FullDepth(フルデプス、所在地:茨城県つくば市、代表取締役社長:吉賀 智司、以下「当社」)は、この度、東京が抱えるさまざまな課題の解決に向け、これまでにない製品・サービスをスタートアップ企業が紹介するピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」第51回目において、「国産水中ドローンを用いた水難救助現場における探索の迅速化・安全化」のテーマでプレゼンを行い、優勝を果たしました。

 

当社の水中ドローン技術、また今後開発を進めるイメージングソナーを活用した水中自動マッピング技術、および自動航行システムの提案が、都市が抱える喫緊の課題解決に貢献できると評価いただいたものと確信しております。

 

これを機に、当社は東京都および東京消防庁と連携し、水難救助現場におけるさらなる安全性と迅速性の向上を目指した実証・導入を進めてまいります。

 

現在、水中の救助活動は、視界不良や危険な環境下での潜水士による捜索が主体であり、救助員の安全確保と捜索時間の短縮が長年の課題となっています。

 

当社はこの課題を解決するため、以下の機能をカスタマイズした水中ドローン製品を東京消防庁へ提供し、共同での実証実験・運用を進めてまいります。

 

 既存の当社水中ドローン技術の活用

  • 小型×高速航行の国産水中ドローン:約15㎏と一人で持ち運び可能なサイズで最大3ノットで航行が可能
  • 水中自動姿勢制御による操作サポート機能の充実:大型ROVでも困難と言われる、水流下での姿勢制御で捜索の再現性を向上
  • 水中音響マップによる効率的な水中探索:カメラでの目視だけでなく、音響計測で最大50m以上を把握、かつマップで視認も可能
  • リアルタイム映像処理で、濁度環境でのカメラ撮影:映像鮮明化装置をセットすることで、現地で目視確認をサポート

 

 

当社水中ドローンの導入で期待される4つの効果

  • 潜水士チーム到着までの「非潜水士による初期探査」の実現
  • 機器軽量化/シンプル化による「セッティング時間の短縮」
  • 先進ソナー探査による目標発見までの「探査時間の短縮」
  • 遠隔で探査進捗の見える化による「判断時間の短縮」

 

当社の水中技術でより効率的に、迅速に人命救助を行えるようサポートします。

 

今後共同で開発・実証を行う水中技術

  • 高精度ソナー技術のカスタム搭載: 泥水や夜間など、視界が悪い状況下でも、広範囲を自動的にマッピングし、水没物を特定します。これにより、最終的に救護対象まで迅速に到達し、救助を行うことが可能となります。
  • AI自動航行: 激しい潮流下や複雑な構造物周辺でも、オペレーターの負担を軽減しながら、指定したエリアを誤差なく迅速に捜索します。

 

本連携は、当社の水中ソリューションが過酷な現場で「より安全に」「より迅速に」救助活動を支援できることを実証する重要な一歩となります。

当社は、この東京消防庁との共同実証の成果を全国のモデルケースとし、人命救助の成功率向上、二次災害リスクの低減に貢献できるよう、技術の普及とサポートに尽力してまいります。

全国の消防・救助活動に携わる各機関の皆様へ、当社の次世代水中ソリューションが、安全で迅速な救助活動実現の一助となることを願っております。

本ソリューションの詳細や、導入に関するご相談は、下記までお気軽にお問い合わせください。

 


 

【参考情報】「UPGRADE with TOKYO」について

東京が抱えるさまざまな課題の解決に向け、これまでにない製品・サービスをスタートアップ企業が紹介するピッチイベントです。当社は、本事業を通じて、水中の安全・安心に直結する技術の実装を目指しています。

公式HPはこちら                                     当社参加の第51回イベント結果速報はこちら 

 

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社FullDepth
広報担当                                         Eメール:pr@fulldepth.co.jp                                  電話番号:03-5829-8045